■2019年 第2位 Gabriele Taschetti(イタリア)
O sacrum convivium
1.このコンクールを知ったきっかけは?応募しようとおもったきっかけは?
2014年にWEBで"choral composition competition"と検索したのがきっかけでした。特に魅力的だと感じたのは、自分が住んでいる場所と全く離れている所で、自分の曲が歌われるチャンスがあるということでした。そして数年後の東京国際合唱コンクールの課題曲として選ばれるという副賞も、自分にとってコンクール参加への大きなモチベーションとなりました。
2.受賞したときどんな気持ちでしたか?
ファイナリストに選ばれたと知った時は本当に驚きました。 他の受賞者によるハイレベルな曲の初演を聴き、受賞式の時になって、喜びを実感しました。
東京国際合唱コンクールの課題曲として選ばれたことについては、自分にとって本当に大きなサプライズでした。
3.初演を聴いたときの感想は?
素晴らしかったです。合唱団と松下氏Ko Matsushitaは、本当に心の底から曲を表現していました。曲の最初の入りから、演奏が終了し拍手が始まるその瞬間までの間、私はその真摯な演奏が生み出す独特な緊張感に息を呑んでしまいました。合唱団は私の曲を平然と、そして巧みな表現で歌ってくれました。もし合唱団がこのレベルだと私が事前に知っていれば、より合唱団にテクニックを要求するような曲を送っていたかもしれません。
4.これから応募を考えている人へメッセージをどうぞ。
若い作曲家の皆さんには、是非自分の曲を信じて、このコンクールに応募してほしいと思っています。このコンクールの規定や賞、音楽やプロセスの質の高さ、そしてコンクールに出ることによって、自分の曲を世界中に発信することができることは、合唱曲を愛する若手の作曲家にとって理想的だと思います。